材料の石っこが、段々なくなってきたので、今回も単品で製作してみました。
秋から初冬にかけて、道路端で見られる「ススキ」をモチーフに描いてみました。
ススキは、イネ科の植物で「尾花(おばな)」ともいい、秋の七草のひとつになっています。また、「茅(かや)」とも呼ばれ、広く野原に生息する多年生の草本でもあります。
高さは1mから2mで、地下にはしっかりとした地下茎が生えており、葉は細長く多数の葉を付けているのでお分かりでしょう。
とりわけ日当たりの良い山野に生息しており、日本以外には朝鮮半島、中国、台湾に分布しているほか、北米では「侵略的外来種」として猛威を振るっているといいます。
かつては「茅(かや)」と呼ばれ、農家では茅葺(かやぶき)屋根の材料として用いたり、家畜の餌として利用されていたようです。
名称の由来としては、ススキの「スス」は「スクスクと真っすぐ育つ」という様子を現わし、ススキの「キ」は、「茎」や「草」という意味を含んでいるといいます。植えっぱなしにしても、どんどん立派に成長していくため「ススキ」と名付けられたという説もあるようです。
ススキの別名「尾花(おばな)」は、ススキの穂が動物の尾に似ていることから由来しているとか・・・・。
ちなみに、花言葉は「活力」「勢い」「生命力」だそうです。まさに体現しているような気がします。