今、日本国内はもとより世界中で蔓延している新型コロナウイルス。
こうした新型コロナウイルスの沈静化を願う意味で、「アマビエ」という、江戸時代肥後の国(現:熊本県)に伝わる半人半魚の妖怪が密かなブームとなっている。
そのため、少しでも新型コロナウイルスの感染が早く収束するよう、当工房の奥方様が「アマビエ」を手編みで丹精込めて作ってくれたので、今回はこの人魚に似た人形をブログにアップしてみた。
この「アマビエ」という妖怪。
足が3本、鳥のようなクチバシ状の口があり、目や耳は菱形で、まるでウルトラマンの映画に登場する怪獣のようである。
光輝く姿が海中から突然現れ、豊作や疫病などの予言をすると伝えられている。
「疫病が流行した際は、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ。」と言って海へ帰ったと言い伝えられている。
本来は「アマビロ」という名前で、海彦、天彦、尼彦と記した資料が多く確認されているという。
もともとは3本足の猿の姿で描かれていたようだが、年代を経るにつれて人魚のように美化された姿になったと推察される。
江戸時代、コロリが流行した際は、すでに人間の顔をした「人魚」や「クタベ」・「件(くだん)」といった人間の顔をした「牛」として伝えられていたらしい。
ゲゲゲの鬼太郎のTVアニメにも登場したことがあるという。
正直、自分も今回初めて「アマビエ」のことを知ったし、ゲゲゲの鬼太郎のアニメに出演していたのも分からなかった。
一般的には、知名度の低い妖怪であったが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大に伴って注目されるようになり、ネットを通じて瞬く間に拡散してしまった、いわば「時の妖怪」とも言える。
ともあれ、早く新型コロナウイルスの感染が収束し、いつもの穏やかな日々の暮らしが戻ってくれることを切に希望します。
世界中で蔓延しているコロナ禍から、一刻でも早く世界中の皆さんを救ってください。
アマビエさん、お願いします。
※ 今回の写真ですが、撮影した機種が違うと微妙に作品の色具合も違うのが判明しました。
ここで、ちょっとドサクサ紛れに我家のチューリップをお披露目・・・・。