今年は、猛暑に加え体調があまり思わしくなかったことから、石拾いに行く機会がありませんでした。
現在、ある石群の中から目に付いたもので製作してみました。
何となく手に取った石が「海ぶどう」を連想させたことから、そのまま実物どおりの着色はしないで、自己流にアレンジして製作してみました。
「海ぶどう」は、一つの房にいくつもの粒が付いているのが特徴の海藻でプチプチと弾力性のある食感を楽しむ食べ物です。
昔、現職の頃、県外視察で沖縄県に行った際、食べたことがありました。
食べ方は、酢、醤油、みりんなどで作られた三杯酢を浸けて食べるのが一般的で、沖縄県の恩納村や久米島で最も多く養殖されており、沖縄県の料理店などで、つまみとして出される名産品です。
その他の沖縄県で有名な海藻としては、もずく(沖縄でスヌレ)、ヒトエグサ(沖縄でマーサ)、クロレラなどが挙げられるようです。
「海ぶどう」は、見た目緑色で名前などからして植物と思われがちですが、実際は植物ではなく、タンパク質・脂肪・炭水化物のほかビタミンやヨウ素などのミネラル類を多く含んだ単細胞生物で、緑藻の一種であるといわれています。
とても食べやすいので、あまり食べ過ぎると食物繊維やヨウ素が豊富に含まれていることから、甲状腺ホルモンが過剰に反応したり、異常に汗をかきやすくなるなどの症状が出ることがあるようです。
このほか、「海ぶどう」自身、塩気が多いことから「塩分過多」になってしまうこともあるようです。要注意ですね。