ウサギ年にちなんで製作していたら、いつの間にか「モルモット」になってました。(笑)
「モルモット」は、ネズミ科(テンジクネズミ)の種類で、日本で言う「モルモット」はマーモット〔山に生息する齧歯(げっし)動物、リス科など〕を意味するオランダ語「マルモット」に由来しているといいます。その昔、長崎にネズミを持ち込んだオランダ商人が、マーモットと勘違いしたことから生じた呼称らしいです。
もともとは南米に生息するテンジク(天竺)ネズミ科の野生種が、古代インディオのもとで家畜化されたものらしいとのこと。
インカ帝国では、食肉用として家畜化されていたようですが、日本では江戸時代にオランダからもたらされたようです。
モルモットは、草食動物なので基本的に、主食は牧草であり、飼育する場合はいつでも牧草を食べれるようにしなければならないといいます。
飼育の際、ウシや豚などに比べて場所を取らず、住宅内でも飼育が容易で、繁殖力も強く、成長も早いのが特徴。南米のアンデス地方では、今でも食肉用として、台所の周りなどで飼育されているといいます。
味は、ウサギや鶏のモモ肉に似ているようです。そのため、ペルーでは現在でも、年間6500万匹のモルモットが消費されているといいます。日本のニワトリみたいなものでしょうか・・・。
かつてモルモットは、病理学の実験動物としてよく用いられていたようですが、現在はマウスやラッドなど小動物取って変わったものの、生理学的特性によってアレルギーの実験には欠くことのできない動物種として存在感が高いようです。
その理由として、ヒトと同様にビタミンCを体内で生成できないことから、薬物による感度が高いことが挙げられるようです。
余談ですが、中世以前のヨーロッパにおいて、当時有毒植物とされていたパブリカやピーマンが長年の品種改良により、現在、当たり前に食べられるようになったのは、モルモットを用いた実験による成果が大きかったようです。
どちらも好きな食べ物です。モルモット君、ありがとう!!!