収集した石達をじっと見る。
じ~~~っと見る。
自分の作りたいメージと石の形態を頭の中で重ねる。
河原から拾ってくるとき、深く考えずに拾ってきた。
「お、これ良さそうじゃないか。」
それだけである。
ビジョンはなかった。
作りたいものはあるが、それに合う形態の石がない。
仕方ない。
石の形態に合ったものを作る事にしよう。
逆転の発想である。
そして石を見る。じ~~~っと見る。
石達が「そんなに見つめられると恥ずかしい。」と言っているよな気もしてくる。
なおもじっと見ていると・・・
「カピバラ」がいた。
「恐竜の顔」もあった。
「ひよこ」がいた。
石と自分が繋がったような不思議な感覚である。