3つ目の曼荼羅は、青地に緑色をベースに製作。
放射状の基本形状は変えないで製作。
ある専門家によると、曼荼羅の作成はアートセラピーとして効果的であり、曼荼羅アートを描いているうちに、心が落ち着いて平和な感覚になり、呼吸もゆっくり落ち着いてくるといいます。
曼荼羅は、密教の広がりとともに、アジア圏を中心に伝わったといいます。
日本では、奈良時代に密教が、平安時代に曼荼羅が伝えられ、弘法大師 空海が初めて持ち込んだとされています。
仏の世界では、人は誰でも仏になり得る性を持つもので、迷いの心をかき消せば、心のうちの菩提心が花開き仏の世界が開かれるということで、「仏像」を借りて具現しているといいます。
そうした中、曼荼羅は心の奥深くの部分に、曼荼羅の形状(放射状等)が語りかけることによって、人は神聖なる空間を得て自分に出会うことができると信じられているようです。
今まで、単なる放射状の模様だとばかり思っていましたが、曼荼羅の歴史を紐解いてみると、極めて宗教的意味合いが強く、とても奥深いものだとつくづく思った次第です。