工房GIIKO 悠々自適石コラージュ

石に描いた絵を記録しておきたいと思い立ちブログを始める。ほっこり楽しい作品制作が目標。

作品NO:126【三毛猫】

元来、三毛猫とは濃い三色の毛並みの猫だといいます。

一般的には、白・茶・黒の三色で、短毛の日本猫のことをいうそうですが、そのほとんどが雌ばかりで、雄はめったに生まれないといいます。

染色体の異常で生まれる雄の確率はおよそ3万分の1と低く、生殖機能もなく短命であることから、珍しいと持てはやされる所以だとか・・・・。




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三匹の三毛猫さん達




近年、西洋猫が入ってきて「パステル三毛」や「キジ三毛」、「縞三毛」など濃い三毛猫より主流になってきているといいます。

性格的には、濃い三毛猫のほうが「自我」が強く、パステル系のほうが穏やかな性格なようです。




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三毛猫 1




昔から、猫については「猫を乗船させると大漁になる」とか、「シケに遭わないで無事寄港できる」といった言い伝えがあるといいます。

特に三毛猫が好まれ、中でも雄猫は特別の力があると信じられ、現在でも漁師はとても欲しがるものだといいます。

そう言われれば、毎年正月の特番で放映される、青森の大間の「マグロ一本釣り漁師」でも、猫が飼われていたような気がします。




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三毛猫  2



また、南極観測隊に、犬のタロー、ジローと共に乗船したのは三毛猫の「たけし」という雄猫だったといいます。

氷上船に乗って無事帰国したものの、隊員の家猫になってまもなく1週間後には行方不明になってしまったそうです。





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三毛猫  3




この他にも、招き猫のほとんどが三毛猫なのも「三毛は縁起が良い」という言い伝えにより作られたからだといいます。

招き猫が「三毛猫」だったというのは、今回初めて知りました。

飼い猫が、子猫を生んだ時、三毛の子はよそにやらないで家猫として残したというのも昔からよく聞く話です。





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仲良し三人組




それにしても、どうして濃い三毛猫に強気の猫が多いのでしょうか。

昔から、日本の暮らしの風景に溶け込んで、可愛がられて暮らしてきた遺伝子がそうさせるのでしょうか?

人間に当て嵌めてみると、染色体の違いで、強気の性格・気弱な性格などが異なるのでしょうか?

今の日本の若い男性諸君が、段々「三毛猫の雄」化してきているような気がするのは、自分だけでしょうか。