昨年11月に横手市出身の漫画家・矢口高雄さんの追悼展が、増田まんが美術館で行われたらしい。
そこで、今回は、矢口高雄さんを偲んで釣りキチ三平を描いてみた。
釣りキチ三平の正式な名前は、「三平三平(みひら さんぺい)」というらしい。
こうした名前の由来は、漫画家・矢口高雄さん自身の本名が「高橋高雄(たかはし たかお)」に由来しているという。
大きな麦わら帽子がトレードマークで、普段は素朴な少年だが、いざ釣りのこととなると目つきが変わり、何よりも釣りが大好きな少年である。
三平の祖父の名前も、「三平一平(みひら いっぺい)」というらしい。
一平じいちゃんは、元は和竿職人で、親のいない三平にとってみれば親代わりであり、釣りの師匠でもある。
父の名前は、「三平 平(みひら たいら)」と言い、遠洋業の漁師で行方不明になったままである。
三平の母は、三平を生んで出産後間もなく死亡している。
小さい頃、釣りキチ三平の漫画は、少年マガジンに掲載されていたのを何度か読んだことがある。
実写映画化されると聞いて、どうやってダイナミックな釣りの様子を実写表現するのだろうと思ったことがある。
実写映画は、2009年・3月・20日に公開され、ロケは、横手市、湯沢市、東成瀬村、由利本荘市などで行われている。
偶然にも、公開月と同じ月に釣りキチ三平を描く気になったのも、奇遇である。