工房GIIKO 悠々自適石コラージュ

石に描いた絵を記録しておきたいと思い立ちブログを始める。ほっこり楽しい作品制作が目標。

作品NO:25【能面 三者三様】

予てから描いてみたいと思っていたものがある。

「能面」である。

日本古来からの「能」の世界には、何故か魅かれるものがあった。

能面とはいえ、いろいろ面の種類があるようだ。

代表的なものに「般若面」などあるようだが、数ある中で三面に絞って制作してみた。

一つ目は、「翁面」である。いわゆる、おじいちゃんの面である。
何となく、愛嬌のある優しい顔をしているのに心惹かれた。
面の名前は、鈴を鳴らして大地を清め五穀豊穣を祈る、「黒式尉(こくしきじょう)というらしい。

黒地に白い髭の「翁」の雰囲気をうまく表現できたでしょうか。?


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優しそうな髭爺さん


二つ目は、「鬼面」である。
面の名前は「しかみ」といって、古くは「獅噛(しかみ)」と書き、獅子が上下の歯で物を噛んだ様子を表しているという。
この面は、顔の筋肉をしかめて怒った相貌であることから、「シカメ面」という言葉は、ここから由来しているという。

男鹿のナマハゲとは違う、「鬼」を表現できたでしょうか。?


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赤鬼だぞ!


三つ目は、「女面」である。
女面でも、若女類、老婆類などいろいろあるようで、当然ながら「若女類」を制作。
面の名前は「孫次郎(まごじろう)」というらしい。
面の制作者が美しい妻への慕情を掘り表し、最初は「ヲモカゲ」と名付けたようだが、後に制作者の名前「孫次郎」になったという。

描くのに苦労した細い髪の毛と相まって、若い女性の色気を表現できたでしょうか。?


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色気よりも怖すぎ?


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三者三様